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昨年の秋、多摩清掃工場の管理棟玄関ホールでちょっとした奇跡が起きました。十数年もの間、葉ばかりを茂らせて観葉植物のようになっていたバナナの木が、ついに実をつけたのです。昨年の猛暑で「ここは南国だ!」と勘違いしたのかもしれません。この想定外のできごとに、職員一同、大いに盛り上がりました。

さて、暑い夏といえば、昨年の夏大活躍したのがハンディファン。通勤電車でも公園でも、手のひらサイズの扇風機を持ち歩く人を多く見かけました。小さなボディに秘められた力の源は、リチウムイオン電池。これがあるからこそ、涼しい風を届けてくれるのです。

しかし、この電池の処分には注意が必要です。年末年始の大掃除で「もう使わないから」とごみ袋にポイッと入れてしまうと、衝撃などが原因で発火し、全国で多発している火災事故につながる恐れがあります。せっかくの便利グッズが火災の原因になってしまっては本末転倒です。

そこでお願いです。

ハンディファンやモバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池を内蔵した製品を処分するときは、必ずお住まいの自治体のルールに従って廃棄するか、リサイクルボックスに入れてください。面倒に思えるかもしれませんが、火災を防ぎ、安心して暮らすための大切な一手間です。

南国気分を運んでくれたバナナも、涼しい風を届けてくれたハンディファンも、私たちの生活をちょっと楽しくしてくれる存在です。ハンディファンなどの製品は、使い終わった後の処分まできちんとルールを守って廃棄しましょう。